藤木建設株式会社

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発生土リサイクル

リテラの写真

土を再生し、資源を守る。

公共事業における埋め戻し材不足は、ますます深刻化しています。従来の手法では、掘削した土をそのまま埋め戻していましたが、土質や石の混入による陥没のリスクや、環境問題への配慮から、これを行うことが難しくなっています。さらに、購入材料の供給不足も深刻な課題となっています。

このような課題に対処するために、私たちは新たな解決策を提案します。それが、建設発生土リサイクル工法『リテラ工法』です。この工法は、シンプルな考え方から生まれました。「掘った土で掘った所を埋め戻す」ことで、土の再利用を実現し、環境負荷を最小限に抑えながら公共事業を進めることが可能です。

リテラ工法は、地域社会における環境負荷の軽減とコスト削減に貢献します。リサイクルという手段を通じて、環境問題に対処しつつ公共事業の効率性を向上させます。これにより、持続可能な地域社会の実現に一歩近づけることができます。私たちは、地域の発展と環境保護を両立させるために、この革新的な手法を引き続き推進してまいります。

リテラ工法のメリット

リテラ工法は、コマツが開発した自走式土質改良機「コマツ リテラ」を用いて、土と固化材を現場内で撹拌し、ムラなく均一な強度の改良土を作る工法です。

従来の軟弱地盤対策では、地盤改良材を現場に搬入し、重機で混合する工法が一般的でした。しかし、リテラ工法では自走式土質改良機を使うため、以下のようなメリットがあります。

  • 1
    環境への貢献

    残土の発生量が少なくなるため、環境負荷を低減することができます。

    リサイクル材を有効活用できるため、資源の節約に貢献できます。

  • 2
    経済的なメリット

    工期が短縮できるため、建設費を節減することができます。

    少ない材料で従来の工法と同様の強度を実現できるため、材料費を削減できます。

    残土処理費や新材購入費が大幅に削減できます。

  • 3
    安全性・信頼性の向上

    均一な強度の改良土を作ることができるため、建物の不同沈下などのリスクを抑えることができます。

    液状化対策や地盤沈下対策にも効果的です。

    施工過程で固化材を散布しないため、粉塵公害の心配がありません。

  • 4
    その他

    施工音が比較的静かなため、周辺住民への影響を抑えることができます。

    振動が少なく、周辺建物の被害リスクも低くなります。

    見栄えが良く、景観を損なうことがありません。

リテラ工法の施工サイクルのグラフ